共同宣教司牧ニュース 34号

Our Stories

コロナ以降、お届けしている「Our Stories」。私たちが「信仰者として、コロナをとおして気付いたこと、変わったこと」を特集しています。前回から「地区」の括りで、いろいろな方に様々な視点での原稿をお願いしています。今号は第5~7地区、静岡静清地区の方の原稿を掲載します)


神奈川第5地区

「コロナ禍で、信仰者としての自分が気付いたこと、変わったこと」

戸塚教会 田丸篤神父

コロナ禍で私たちが体験した困難は、人が集まるという教会にとって大切な部分を制限せざるを得なくなったことです。主日のミサも密を避けるために人数を制限し、地区別のミサを行いました。今まで普通にできていたことができなくなるという初めての体験をしました。それで人々が毎週ミサに与ることができなくても、主日の福音のメッセージを味わうことができるように、私は準備した説教の原稿と音声を毎週教会のホームページに掲載し、聖堂の入り口にコピーしたものを置くようにしました。それは今も続けています。幸い多くの人に喜んでいただき、それを教会に来ることができない方々や必要とされる方にコピーして配布していただいています。これはコロナ禍の経験から生まれた一つの活動ですが、考えてみれば教会にはコロナ禍以前からいろんな事情で教会に来ることができない方々が大勢おられることを思いました。私たちは普段からもっとその方々のことを意識し、大切にすべきであったと感じます。私たちが同じ信仰者として一人ひとりとのつながりをどう大事にしていくか、今問われていると感じています。自分ができるよりよいコミュニケーションのかたちを模索していきたいです。


神奈川第6地区

「会えなかった。だからこそ思う時間が増えた。」

二宮教会 山下いづみ

第11回「カトリック入門講座担当者養成コース」(会場:二宮教会)に会場スタッフとして参加しました。コロナ禍の中の開催でしたが、神様は時に適った人数と場所を用意してくださいました。そして講座を通して、次の言葉を印象深く私に残して下さいました。「ありのままの自分を愛する」 「すべての出来事の中に神様のみことばがある」 「お任せして待つ」 「宣教は証しである」そして 「コロナ禍の間にこそ役割がある」。困難と不安の中で教会もその他も活動が制限され、あたりまえでなくなった日常が、今やそれがあたりまえの日常に変わりつつあります。その中で今、改めて自分の生き方、証しについて問われているような気がしてなりません。
冒頭の言葉はふと耳に入ったCMからのことばですが、コロナ禍の間の今こそ、大切な人々に思いを重ねながら、神の子としての自分の役割を考え、静かに、時に燃えながら歩みを続けたいと思い願う今日この頃です。よい耳と、よい目と、よい口と、よい足を頂いているはずですから。


神奈川第7地区

山﨑逸郎(相模原教会)

信徒を地区毎に三班に分け3週間に一度の御ミサになって久しくなります。この状態が続く中で御ミサに参列する事の意識に変化が出てくるのではないかと危惧しているのは私だけではないと思います。
御ミサの中で一緒にお祈りをし、御聖体を頂くのが目的であっても、それで良しとしないで、いかに御ミサに関わってその役割の一部を担うか、御ミサを進める為の数有る奉仕の共働作業に参画するか、このような意識が本来信徒には求められています。しかし、このような意識が乏しい人にとっては三回に一回だけの御ミサになった今、毎週行かなくても良いんであればと参列の意義を見失ってしまうのではないかと心配しています。
勿論、一回の御ミサに関わる奉仕者は数人程度で、多くは参列だけで済むのが普通ですが、役割を見いだしている信徒にとっては何時でもお手伝いできる心を持っているでしょう。サンパウロ発行の「キリストと我等のミサ」にも書かれている 《信者は祭儀においてなにか特別な役目を果たすよう頼まれたとき、ことわらずに、喜んで神の民に奉仕するようにしましょう。》は常に活きている言葉です。御ミサは司祭が行うものではなく、司祭と信徒が共同で作り上げる事をもっと理解していける共同体へと変わっていく必要に迫られているのではないかと、このコロナ禍にあって強く思っています。


静岡静清地区

「コロナ禍においての共同宣教司牧

静岡静清地区共同宣教司牧推進担当司祭 和野信彦

静岡県静清地区ではこれまでのコロナ禍において、「地区として足並みを揃える」こととして対応してきました。主任司祭が独自に決めるのではなく、地区共同宣教司牧委員会の各部門において検討し実行するというやり方を忠実に進めることが出来た結果だと思っています。
典礼においては地区内の小教区がバラバラに対応することの無いように、共通の典礼マニュアルを作成しました。聖歌の歌唱はなし。祈願は会衆は応唱せず、代表者が応唱を行うという「簡素化したミサ」を行うこととしました。三密を避けるための参加人数の制限や聖堂内環境の整備、参加者連絡先の確認などをもって対応をしてきました。非公開ミサの再開後はミサの回数が減るローテーションを作成し感染リスクも軽減しました。また、緊急事態宣言期間のミサ中止などの緊急対応は教会委員長会議をもって決定し、広報を通じて周知することが出来たと思います。
振り返ると「地区として」の対応をぶれずに行ってくださった信徒の皆様に感謝したいと思います。教会規模も聖堂の形も違いますが、「同じ典礼」「同じ情報」そして「ミサの無い痛み」を共有することで「地区としての一致した歩み」が実現されたと思っています。

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