共同宣教司牧ニュース 34号

信徒・修道者・司祭が共に信仰を分かち合う交流会報告

集う喜びを共に

ご降誕を3週間後に控えた12月11日(土)、信徒25名、修道者4名、司祭7名のご参加を得てチーム念願の交流会を開催することができました。
「寝食を共にして、のんびり ゆったりと」がウリの交流会は、チーム開設来、共同宣教司牧サポートチーム活動の柱ですが、昨年は行えませんでした。
日帰りでも良いので、開催して欲しい!という声にお応えして、9月23日に予定した交流会は多くのお申し込みをいただきながらも「まん防」で延期に・・・。
感染対策のため、人数と時間を制限し、分かち合いとごミサのみの3時間というスタイルでようやくこの日を迎えました。
オリエンテーションの後、すぐにグループ別の分かち合いに。 「私たちが信仰者として改めて気付いたことや、そこにはたらいている神様のわざなど分かち合う中で、共同体としてどう向き合ってゆけるのか」 をテーマとして約80分間、語り、聴き合いました。

ミサの説教で鈴木真座長は「コロナ禍でオンラインが続いたが、青年の集いを皮切りに短時間の対面企画を再開している。人と会って話すのがこんなに楽しいこと、やはり人は人と会わなければダメなのだということに改めて気づかされた。今まで当たり前にできていたことが実は『恵み』であったことを実感している。山手教会はYouTubeでミサの動画配信をしている。コロナ前はその発想もなかった。マイナスの面ばかりが目につくが、こんな時にこそ、神様がはたらかれていることを感じる一面でもある。「呼ばれている者の集まり」であるエクレシア(=教会)が集まれないという事態に、様々な工夫をしてやってきた2年。少しずつ慎重に、いろいろなことが回り始めている。 このときだからこその神様のはたらきを皆さんと分かち合いたいと思い、交流会を開催した」と話されました。


グループごとに捧げられた共同祈願に、分かち合いの豊かさが伝わってきました

コロナ禍にあって、物理的な交わりが困難になっても、時や場所を越えて祈る心をとおして交わりを深めていく共同体でありますように。

今日の交流会で得たものは計り知れません。コロナ禍で閉鎖された期間を乗り越えて、経験し、考えを新たにしたこと、気付かされたこと、神とのつながり、祈りの大切さを覚えたことに感謝します。弱い立場の方々のためにお祈りください。

父である神様、試練を感じながら努めたことから、心を深められたことを感謝します。
奉仕する面でひ弱な私たちが、コロナの害によって苦しんでいる人々に励ましを届ける者となれますようにお助け下さい。

神様、コロナ禍の中にあって私たちが一つになり、お互いに思いやり、喜ぶ人と共に喜び、泣く人と共に泣くことができる共同体になりますように。

それまでに気付かなかったことにコロナは気づかせてくれました。不自由を嘆くのではなく、皆で話し合い、神様の声を聴き、前に進んでいくことができますように。

主よ、コロナ禍で私たちは色々な気づきをいただきました。これらの気付きをもとに希望を持ち、教会が一つにまとまり、神の国に近づいていきますように。

参加者の声

# 電車に乗っての外出は久しぶり!

# 小教区の規模は違っても、困っていることは共通だった。コロナ禍で参列できないご葬儀のYouTube配信という発想は目からウロコ。早速うちの教会でも提案してみます。

# 三者(信徒・修道者・司祭)が一堂に会して分かち合えた機会に感謝。

# ゆっくり人と話せて、聴き合えて、なんだかホッとしました。

# コロナ禍で会えていなかった人に数年ぶりに会えた!

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