共同宣教司牧ニュース 32号

「コロナ禍だからこそ」の取り組み、支援のご紹介コーナー

秦野教会交流会 ― 友愛 You I セール

秦野カトリック教会では、例年秦野市が主催する「たばこ祭り」に合わせて実行委員会を立ち上げ、バザーを行ってきましたが今年は新型コロナの影響で「たばこ祭り」は中止になりました。多くの行事が中止される中、よい方法はないかと皆で考え、時短や雇い止めなどで生活が苦しい状況も生じているので、いつものように献品を募り、必要な方々に使っていただけるような、秦野教会信者の交流を柱とした「秦野教会交流会―友愛(YouI)セール」を催してはどうかということになりました。
さいわいに、衣類・食器・日用品など多くの献品が寄せられたので、値札を付けず必要な方に必要なものを自由にお持ちいただくことにし、自由献金の形で寄付を頂き、福祉に役立てることにしました。
10月11日(日)の当日は、台風一過の秋晴れに恵まれ、コロナ感染予防を考慮して、ミサ後密にならないように時間をずらしながら、母屋(教会隣りの日本家屋)を訪れ、和やかなひと時を楽しみました。衣類コーナーでは、家族の体型サイズにまで話しの花が咲いたり、食器コーナーでは鍋を片手に料理や飲食の話しに熱が入るなど、楽しく明るい雰囲気が会場のそこかしこに見られました。
さいわいに会場を片付ける必要がないため、次の日曜日も開催されました。この催しは日本人だけではなく、外国籍の方々にも特に好評だったので、委員会で相談の上、常設として続けることになりました。

この体験は私たちにいろいろなことに気付かせてくれました。温かい国から働きに来ている人たちにとっては冬物が好評でした。来日したばかりの人たちは、食器や鍋を揃えていきました。一時帰国する人たちは、自国では手に入りにくいお土産品を見つけることが出来、赤ちゃんや幼児を抱えている人たちも必要な品々を見つけることが出来ました。
また、献品をする側にとっても、年一度のバザーと違って、家を片付ける度に、まだ使える品々を捨てずに生かしてもらえる機会が生まれたので、喜んでいただけています。何よりも、コロナ感染の不安と心配から、人と人との交わりの機会が遠のいてしまいがちな今、以前よりも構えずに交わりを持てる時間と空間を得られたことが、一番の収穫かもしれません。ゆくゆくは、献金で得られたお金を使って、生活必需品を揃えて必要な方をお待ちする常設の場にしていかれれば幸いです。そうした場を支えてくださる方々を募集しているところです。


「母屋」:教区が3年前に購入してくださった秦野教会に隣接する土地には、以前診療所として使われていた建物と、ご家族が住んでおられた日本家屋があります。その日本家屋を私たちは「母屋」と呼んで、使い方を模索していましたが、今回このような生かし方が出来ました。元診療所の方は、「ペトロみんなのいえ」と命名され、教会学校が使用しています。


ニュース25号でご紹介した「まりあ食堂」さんの今を FACE BOOKから転載します。

「ひとりでご飯を食べるならみんなと一緒に」と始まりましたが、新型コロナウィルスの影響で3月から休眠でした。昨年10月からお弁当配布と言う形で再開しました。

2月4日木曜日「まりあ弁当」配布しました。朝から強風が吹き荒れていましたが、集合時間を早めて手際よく作業も進んでいき4時過ぎにはお弁当準備完了でした!
心配していたお手伝いもボランティアさんがお友だちを連れて来てくれたり、社協さんのご配慮でお料理上手なお手伝いと一緒に来てくれたり、助かりました。
恒例になった鎌倉ベーカリーさんからも「皆さんに食べてもらえるように!」とミニサイズのパンを沢山作って来てくれました。皆さん喜んでいました。ありがとうございます。JAさがみワイワイ市で頂いてきたお野菜も皆さん喜んで持ち帰りました。江ノ島神社からもお菓子を沢山頂き「ご自由にお持ちください」コーナーで皆さんに配れました。出荷者さんが「まりあ食堂で配って」と沢山の手作りマスクを作ってきて下さったのでお土産袋に入れて皆さんに配りました。この可愛いお土産袋は毎回、原宿教会さんが下さるものです。手作りのデザートは、次の日わざわざ「杏仁豆腐!とっても美味しかったです!子どもが喜んで食べました。ごはんも美味しかったです」とお母さんからご連絡頂きました。実は最後に嬉しいご報告です。

近隣のモンタナ幼稚園さんからクリスマス献金をまりあ食堂にと頂きました。みなさんの温かいお心に支えられて活動が出来ていると改めて感謝していますモンタナ幼稚園の皆さまありがとうございました。心より感謝申し上げます。
新型コロナの収束は未だですが、立春過ぎた 2月のまりあ食堂無事に終了♡早く皆でご飯を食べる日が来ますように…


まりあ食堂よりボランティアスタッフさん急募集のお知らせスタッフが足りずに、必要な方に届けられません。あなたの手を貸してください。
毎月第一木曜日、片瀬教会でお弁当作り( 13時から )を手伝ってくださる方を募集しています。
TEL 080-4946-6658 あいざわ までご連絡をお待ちしております。

Recent articles

共同宣教司牧ニュース36号

ドミニコ タン ホアン フイ師助祭叙階おめでとうございます 2022年5月8日助祭に叙階されたフイ師から原稿をいただきました。(文中の年は2022年12月現在で …

共同宣教司牧ニュース35号

祝 司祭叙階 2022年3月21日 アウグスティヌス 水上健次神父様 梅村司教様のご挨拶(要旨):水上新司祭は50歳で神学校に入学しました。大変なご苦労があった …

共同宣教司牧ニュース 34号

Our Stories コロナ以降、お届けしている「Our Stories」。私たちが「信仰者として、コロナをとおして気付いたこと、変わったこと」を特集していま …

共同宣教司牧ニュース 33号

祝叙階 昨年に続き、横浜教区に司祭2名と助祭1名が誕生しました。コロナ2年目で、叙階された師をはじめ、準備を担当された地区のご苦労はいかばかりであったかと拝察い …